鬼滅の刃 第8巻-あらすじ&感想-

鬼滅の刃 第8巻-あらすじ&感想-

上弦の鬼、襲来。迎え撃つは”炎柱”煉獄 杏寿郎。真の強者同士の激突を目の当たりにし、炭治郎は己の無力を痛感する。

~ 捌 ~

「おまえも鬼に ならないか?」

【前巻まで】多大なる精神的苦痛を被りながらも、魘夢が操る遠隔催眠の血鬼術を破って遂に直接対峙した炭治郎。しかし、その間に魘夢は列車と一体化しており、乗客全員を人質に取られた状態での”頸探し”を強いられる。

第8巻 ~上弦の力・柱の力~


鬼滅の刃 第8巻
管理人最推しの一冊!!
掲載週間少年ジャンプ
著者
評価★★★★★

強力な催眠術で炭治郎達を翻弄した下弦の鬼「魘夢」を辛くも撃破したものの、傷を手当てする間もなく突如として現れた上弦の鬼「猗窩座」(あかざ)を前にして、応戦が可能だったのは炎柱・煉獄 杏寿郎だけであった。

一見、互角の攻防を繰り広げていた両者であったが、斬られても数秒の内に傷口が再生するという強靭性を見せつける猗窩座に対して、確実にダメージが蓄積されてゆく煉獄。

戦いが長引くのは不利と判断した煉獄は、奥義である「玖の型」で決着を図ろうとするが、今一歩及ばずに致命傷を受けてしまう。

絶妙のタイミングで昇り始めた太陽の光に晒すべく、最後の力を振り絞って猗窩座の腕を掴んだ煉獄であったが…

解説と感想

本巻は、ファンの間で末永く語り継がれる「珠玉の一冊」となるでしょう!!
それほどまでに、炎柱である煉獄 杏寿郎の行動が、台詞が、そして生き様が…

\カッコイイんです/
m9(`・ω・´)ドーン

既に第6巻で柱全員との対面は果たしているワケですが、誰も彼もが独特の怖さや気難しさを押し出しており、まぁ、ハッキリ言って「キチガイの集まり」かと思われたワケです。

あの時点で一体誰が、この煉獄 杏寿郎の真っ直ぐな心の強さと、そして後輩を思い遣る優しさを予想できたでしょうか??

炭治郎の兄弟子である冨岡 義勇でさえ、炭治郎に対してここまでの影響力は与えてこなかったのではないかと思われます。

そして、敵である猗窩座もまた、歴戦の風格を芬々(ふんぷん)に漂わせる強者です。

魘夢や累といった「下弦の鬼」も含めて、今までに炭治郎が倒してきたような「そこそこ強い鬼」とは根本的に違います。

「人間を沢山食べて強くなる」
「無惨様から更に血を頂いて強くなる」

…などという発想ではなく、純粋に「技」を研鑽し続けてきた自信に溢れているんですよね。

その強さの源泉、つまり猗窩座が人間であった頃の生い立ちに関して明らかになるのはずっと後の事になりますが、現時点で言える事は「その強さに確固たる背景を持っている鬼、それが上弦である」という事です。

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劇場版アニメ「無限列車編」DVD発売!!

さて、大の鬼滅ファンを自認する皆さんでしたら、前7巻と本8巻のエピソードをアニメ化した「無限列車編」の映画を既に観に行かれた事と思います。

しかし、映画の場合はどうしても映画館に足を運ぶという手間が発生しますので、仕事などの都合で観に行けなかった方や、あるいは「1回は観に行ったけど、あと2~3回はじっくりと観たかったんだよなぁ…」という方が居られるかもしれません。


ですが、ご安心下さい…

「千と千尋の神隠し」を抜いて日本の映画興行収入歴代1位となった「400億の男」、我等の煉獄アニキがDVDとなって帰って来ました!!


是非、この機会に一家に一枚、家宝として末代までご視聴下さい!!

ちなみに、ワタクシが最も手に汗握って興奮したシーンは、煉獄vs.猗窩座の熾烈な戦いの中でも、特に伍ノ型・炎虎(えんこ)を繰り出すシーンです。

原作である本8巻に於いては、同シーンは僅か1コマで済まされているのですが、アニメでは「炎の虎」のエフェクトが現代の最高水準の作画技術でカッコよく演出されています。

【次巻】鬼滅の刃 第9巻 ~遊郭潜入大作戦~
【前巻】鬼滅の刃 第7巻 ~狭所の攻防~