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「有馬貴将を超える捜査官をつくれ」と
本記事は「東京喰種:re」(トーキョーグール アールイー)の原作漫画の解説と感想(若干のネタバレを含む)です。本作をアニメで初めて知った方は、参考にして下さい。
掲載:週刊ヤングジャンプ
著者:石田スイ
プロローグ
主人公、佐々木 琲世(はいせ)は喰種(グール)捜査官でありながら、喰種と同じ体内器官である「赫包」(かくほう)を保持する「半喰種」でもあり、同様の施術を受けた捜査官のチーム「Qs」(クインクス)を率いて喰種の討伐に勤めていた。
しかし、頭の中で囁く「もう一人の自分」の声に度々悩まされており、暴走するリスクを抱えながらも、その力を借りざるを得ない局面が続く。
しかし、頭の中で囁く「もう一人の自分」の声に度々悩まされており、暴走するリスクを抱えながらも、その力を借りざるを得ない局面が続く。
佐々木琲世 ~誕生の秘密~
前作「東京喰種」の主人公にして半喰種でもある金木 研(かねき けん)は、CCG(喰種対策局)の最強捜査官である有馬 貴将(きしょう)に行く手を阻まれ、対喰種武器「クインケ」によって頭部を貫かれた。絶命こそ免れたものの、それまでの記憶を全て失った金木は、CCG総議長である和修 常吉(わしゅう つねよし)と、同局長である和修 吉時(よしとき)の図らいによって喰種捜査官としての新たなる人生を与えられる。
第1巻 あらすじ
【収録】
第1話「骨」
第2話「委舵と畏蛇」
第3話「鐘」
第4話「未と師、視と屍」
第5話「執徒」
第6話「握人への悪賭」
第7話「昧人」
第8話「代行者」
第9話「継情」
第1話「骨」
第2話「委舵と畏蛇」
第3話「鐘」
第4話「未と師、視と屍」
第5話「執徒」
第6話「握人への悪賭」
第7話「昧人」
第8話「代行者」
第9話「継情」
「半喰種」の捜査官である佐々木 琲世は、自身と同様にして、より安全な仕組みが施された「Qs施術」を受けた捜査官で構成されるチーム「クインクス班」の指導を命じられていた。
しかし、各メンバーの思惑の違いから起こる勝手な行動に手を焼いており、班で追跡していた喰種「トルソー」を取り逃がしたばかりか、その途中で偶然に遭遇したSレート喰種「オロチ」によって、あわや全滅のピンチに追い込まれる。
「頭の中の声」に従い、その本当の力を解放した佐々木は辛くもオロチを退けたものの、力の暴走を抑える事が出来ずに、後から駆け付けた平子 丈(たけ)上等捜査官が率いる平子班に取り押さえられる形となった。
解説と感想
えーと、未だ読んでいない人達の為に、極端なネタバレをしないように配慮しつつ感想を書くというのは、なかなかに難しい作業ではあります。で、前作の「東京喰種」(通称、無印)と比べて大きく変化した点は、絵柄が全体的に粗くなったという事なんですよね。
なので、前作で熱烈なファンだっと人ほど、逆に「:re」の連載が始まってからは強烈な違和感に苛まれているのではないかと思います。
これについては、単なるアシスタント不足なのか、はたまた前作とは少し違った描写をしようと試みた結果であるのか、我々読者が知る術はありませんので、この際、気にしない事にしましょう。
とりあえず、本巻の見どころは、新旧キャラが交互に登場する事によって浮き上がってくる「あれから、少し時間が経ったんだねぇ…」という半端な時間感覚と言いますか、「懐かしさまでには至らない、妙にもどかしい気持ち」ですね。
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