~ Tokyo Ghoul returning with the great betrayal ~

本記事は「東京喰種:re」(トーキョーグール アールイー)の原作漫画第11巻の解説と感想(若干のネタバレを含む)です。

本作をアニメで初めて知った方は、参考にして下さい。

掲載:週刊ヤングジャンプ
著者:

第11巻 あらすじ

表紙:六月 透
【収録】
第111話「集合P」
第112話「栖救」
第113話「わたしは」
第114話「いとし」
第115話「問い子」
第116話「いつかの夢」
第117話「親指たてる」
第118話「良い話」
第119話「クルス」
第120話「う・つ・わ」
第121話「ひとり吊るされる」
第122話「何時にする?」

瀕死の真戸 暁を救うべく、CCGの研究所に忍び込んで「Rc抑制剤」の奪取を敢行した金木達は、そこに流島で駆逐された筈の亜門 元上等の姿を見る。

滝澤と安久(クロナ)の協力によって辛くも亜門を取り押さえたものの、CCGの中で何らかの陰謀が渦巻いている事を如実に確信する。

一方、旧多一等の指揮によって各支部の防衛に成功したCCGは、局長代理であった和修 政が行方不明になった事もあり、議論を待たずして旧多を新たな局長として祭り上げる。

新局長に就任した旧多(和修 吉福)はQsの後継部隊である「オッガイ」を擁立し、過去最大規模の熾烈な喰種殲滅作戦を展開する。

解説と感想

いよいよ、ストーリーが終盤に向けて大きく詰まってきた感がありますが、しかし、依然として謎は謎のまま残っている部分もあり、相変わらず展開は読めないままです。

いや、もう少し正確に申し上げると…

「謎」というよりは、他の部分と整合性の取れない「不自然な部分」がアチコチに散見されて、我々読者は、その不自然さを腹の中に抱えたままでページを捲っている…というのが本当のところではないでしょうか。

えーと、少しまとめてみましょうか…

【現時点まで残っている謎】
・董香が病院に居た理由
・「へのへのもへじ喰種」スケアクロウの正体
・絢都がコクリアのカードキーを入手した経緯
・エトの生死
・柴医師が言いかけた、六月のRc値

【謎というよりは不自然な部分】
・同じく「白日庭」出身であるQsのシャオに対して、有馬や旧多が特に接触していない事
・シャオ自身も、旧多の素性に関して特にQsのメンバーに話していない事
・旧多が「客員研究員」としてCCGに迎えた嘉納に対して、宇井以外は特に異議を唱えておらず、問題視されていない事

はてさて、これらをどうやって収拾するのか…

ともあれ、本巻最大の見所は「過去最高にカッコイイ、才子」です!!
いや、ダジャレじゃなくてホントにww

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