鬼滅の刃 第3巻-あらすじ&感想-

鬼滅の刃 第3巻-あらすじ&感想-

屋敷に響き渡る鼓の音、敵か味方かも分からぬ猪頭の男、そして、謎の子供…


~ 参 ~

「猪突猛進!!猪突猛進!!」
掲載:週間少年ジャンプ
著者:

第3巻 ~己を鼓舞せよ~


「最初・最強の鬼」である鬼舞辻が差し向けた二人の刺客が操る特殊能力「血鬼術」に翻弄され、満身創痍になりながらも、当面は味方となった珠世と愈󠄀史郎の協力によって辛くもこれを撃破した炭治郎は、「十二鬼月」と呼ばれる鬼舞辻直属の鬼の存在を知らされ、これを打倒して血液サンプルを採取する事を当面の目標とする。

次の任地への道中、鬼殺隊士を選抜する最終試験で共に生き残った同僚である我妻 善逸(あがつま ぜんいつ)と合流した炭治郎は、複数の臭いが交わり漂う屋敷から人間が投げ出されるのを目撃し、善逸と共に足を踏み入れる。

この屋敷の主と思われる鬼と遭遇し、交戦しようとするものの、空間操作の血鬼術によって分断させられた炭治郎と善逸は、途中、敵とも味方とも判別がつかない謎の「猪頭」の男と、この屋敷の鬼たちが我先にと欲する謎の子供に遭遇する。

炭治郎と善逸、屋敷の鬼達、猪頭の男、そして、謎の子供…
四者四様の思惑が戦いに混迷をもたらす。

解説と感想

最終選別で生き残った他の三人の仲間とは、今後、行動を共にする事もあるだろうという大方のファンの予想通り、その内の一人である我妻 善逸と合流したワケですが、しかし…
拙者
善逸、おまっ、ヘタレかっ!?
もう、本巻の見どころはソレに尽きると思われますww

「下手したら、今後は炭治郎ファンよりも善逸ファンの方が増えるかも??」

そう思わせるのに充分なインパクトではありますが、考えてみればそれも必然というか、なにしろ始まりが悲惨な物語であり、放っておいたらダークな要素ばかりが増えて少年誌という枠から外れてしまうかもしれません。

バランスを取って見せ場に幅を持たせる意味でも、今後むしろ、善逸の演出(?)と活躍が期待されます。

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