~ 拾七 ~
「よく生きていたものだ お前のような弱者が」
【前巻まで】爆音と共に飛び散った産屋敷邸で炎に包まれる鬼舞辻 無惨。更に、耀哉からの依頼を受けて事前に打ち合わせていた珠世と悲鳴嶼が、鬼舞辻に回復の隙を与えずに襲い掛かる。珠世の血鬼術で動きを封じられた鬼舞辻、次々に駆け付ける柱たち、勝負は決したように見えたが…!?
第17巻 ~受け継ぐ者たち~
珠世の計略によって体内に押し込められた「人化薬」を分解するべく、異空間「無限城」の奥に姿を消した鬼舞辻を追って、炭治郎と柱達は大量の鬼を斬り斃しながら、文字通りに無限に続くかと思われる廊下を駆けていた。
そんな中、胡蝶 しのぶは実姉・カナエを殺した怨敵、童磨が待ち構える部屋に行き当たる。
上弦の弐という強敵を相手に非力な身体で挑む不利を抱えながらも、胡蝶は刀の鞘に仕込んであった「毒」の配合を次々と変えながら、何度も何度も突きを打ち込む。
一方、我妻 善逸は、かつて同じ師に学んだ兄弟子でありながらも、更なる強さを求めるあまり「鬼化」の血を受け入れ、人の道を外れた獪岳(かいがく)と対峙する。
「雷の呼吸」の技を壱ノ型しか習得できなかった善逸と違い、弐~陸の型までを自在に操り、息もつかせぬ程の乱撃を繰り出す獪岳。
徐々に追い詰められたかに見えた善逸であったが…!?
解説と感想
本巻だけは、全くネタバレせずに状況の緊迫感を伝えるのは不可能に近いので、いつもより多目のネタバレをご容赦ください。
で、簡単に言うと…
【胡蝶 vs. 童磨】
決着したんだけど、実はまだ続くよ!!
【善逸 vs. 困った兄弟子】
意外なる展開にて完全決着!!
【冨岡&炭治郎 vs. 猗窩座】
よぉ、久しぶり!!まだ生きてたの!?
えっ、水の柱も居るの!?楽しい~!!
…といった感じなんですが、それぞれに「新たに発覚した事」があり、今さらながらに、作者である吾峠呼世晴氏のストーリー構成能力の高さに唸らずにいられません。
また、前16巻の後半からの内容は、本誌掲載時に「最終章」というアオリが付けられていますので、当然ながら戦闘の激化に伴い「自分が推していたキャラが死ぬ」という結果になって、悲しみに暮れるファンが急増する事が予想されます。
しかし、それに関しては本巻のカバーの作者コメントで「命をかけた戦いをしなければならない世界なので申し訳ないです」と、ハッキリ申し添えています。
ワタクシ自身は善逸推しですが、「愛すべき馬鹿」として多くのファンから親しまれている善逸でさえ、最終回まで生き残っているとは言い切れないのが、この作品です。
皆さんも覚悟を決めて、本巻以降を読み進めて頂きたいと思います。
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英語版
【次巻】鬼滅の刃 第18巻 ~懐古強襲~
【前巻】鬼滅の刃 第16巻 ~不滅~