鬼滅の刃 第16巻-あらすじ&感想-

鬼滅の刃 第16巻-あらすじ&感想-

鬼舞辻 無惨が産屋敷邸に襲来したとの報を受けて、柱達は産屋敷邸が建つ山を目指して全速力で駆けて行くが…!?


~ 拾六 ~

「君が死ねば全ての鬼が滅ぶんだろう?」

【前巻まで】”霞柱”の時透 無一郎、”恋柱”の甘露寺 蜜璃と共に、刀鍛冶の里を襲った上弦の鬼二体を辛くも撃破した炭治郎。しかし、折悪く鬼殺隊の当主である産屋敷 耀哉(うぶやしき かがや)の病状が悪化し、その妻である”あまね”が緊急の柱合会議を招集する。

第16巻 ~不滅~

産屋敷 耀哉、あまね夫妻
鬼滅の刃 第16巻
掲載週間少年ジャンプ
著者
評価★★★★★

柱総員の手による合同強化訓練である”柱稽古”を完了し、心身共に確かな成長を感じた炭治郎。しかし、鬼の出現が嘘のように止んだ静けさの裏で、その首領である鬼舞辻 無惨は着実に鬼殺隊殲滅の準備を進めていた。

大胆にも単身で産屋敷邸を襲う鬼舞辻に対し、耀哉もまた、その訪れを予期していたかのように静かに迎え入れ、互いの腹を探り合うかのように言葉が交わされる。

その一方で、鬼舞辻襲来の報せを鴉から受けた柱総員は、産屋敷邸が建つ山を目指して全速力で駆けて行くが、到着目前、夜空を引き裂くような轟音と共に当主の邸宅が爆発するのを目撃する。

解説と感想

柱の面々が他の一般隊士総員を強化訓練する”柱稽古”の途中で、善逸に一通の手紙が届けられるんですが…その手紙を読み終わった善逸が「今までに無かった真剣な表情」をするんです。

普段は「お笑い担当」の善逸が、まさかそんな表情をするなんて…
当然、ワタクシも含めた大半のファンは「育手の訃報では!?」と思ったのですが…

その予想は「半分正解」です。
詳しくは次の第17巻で明らかになるでしょう。


で、いよいよ鬼の首領である鬼舞辻が、鬼殺隊の当主である産屋敷 耀哉の邸宅を探り当て、トップ会談(?)が実現するワケですが…

この二人の「立場」と「心積もり」が明確に浮かび上った会談でありました。

片や死を恐れ、薬の原料となる「青い彼岸花」を血眼になって探している鬼舞辻。
片や病により、三十代という若さで死ぬ事を覚悟している産屋敷。

そして、苛立った鬼舞辻が「話はこれまで」と、まさに産屋敷を葬る為に手を出した瞬間…

ボカァァァァァン!!

一体、何が起こったのか!?

ジャンプ本誌に掲載された当時、我々ファンも全く状況が飲み込めずに、Twitterのタイムラインが大荒れに荒れましたが…この後の両陣営の趨勢を象徴する一大事件ですので、是非ともご自分の目で確かめて下さい。

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