鬼滅の刃 第11巻-あらすじ&感想-

鬼滅の刃 第11巻-あらすじ&感想-

圧倒的な強さを見せつける過去最強の敵「上弦の陸」に対して、炭治郎はもちろん、柱である宇髄さえも決め手を欠いたジリ貧の攻防を余儀なくされる。


~ 拾壱 ~

「お兄ちゃん 何とかして お兄ちゃん!!」
掲載:週間少年ジャンプ
著者:

第11巻 ~混戦~


反射速度、攻撃の正確性、技の連携、そして重圧…そのいずれに於いても、過去に戦った鬼達とは比べ物にならぬほどの圧倒的な強さを見せつける上弦の陸、その「兄鬼」である「妓夫太郎」(ぎゅうたろう)の攻撃に対して炭治郎は完全に遅れを取り、既に毒で満身創痍の宇髄も決め手を欠いたジリ貧の攻防を余儀なくされていた。

一方、兄鬼のサポートを受けて完全に自信を取り戻した堕姫は、善逸と伊之助の攻撃を完全に封じ込め、一行の全滅は時間の問題かと思われた。

しかし、その激しい攻防の間隙を突いて、宇髄の直属の部下である「くのいち」が藤の花から抽出した毒を塗った「クナイ」を放ち、妓夫太郎を暫し足止めする事に成功する。

一気に形勢逆転かと思いきや…攻撃だけでなく、再生や回復さえも「過去最速」で行う妓夫太郎に対して、宇髄と炭治郎は頸を斬る機会を何度も逃す。

解説と感想

本巻の表紙を「大人バージョン」の禰󠄀豆子が飾っているのを見て、思わず「ムフフ💗」とエロ笑い(?)が漏れてしまった男性読者も多い事と察しますが…

しかし!!

いざ、ページを捲ったら、最早それどころではありません!!
鬼殺隊の歴史上、初めて上弦の鬼を倒せるか否かの、ギリギリの攻防の連続です!!

嘲笑う堕姫、追い縋る善逸と伊之助…
仕掛ける宇髄と炭治郎、読み切り、防ぎ切る妓夫太郎…
劣勢からの逆転、そして、また劣勢…

と、本巻は本当に息つく暇がありません!!

この、スピード感と緊張感の両方で読者の頸をグイグイと絞めてくるような展開は、

「今までの戦いは練習試合に過ぎなかった」

という残酷なる事実を、我々に突きつけます。

この勝負が、どんな形で決着するのか…
是非とも、ご自分の目で確かめてください!!

そして、この兄妹鬼が、どんな経緯で鬼になったのか…

ハンカチの用意も忘れないでね(´;ω;`)ウゥゥ

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