~ Tokyo Ghoul returning with the great betrayal ~

本記事は「東京喰種:re」(トーキョーグール アールイー)の原作漫画第14巻の解説と感想(若干のネタバレを含む)です。

本作をアニメで初めて知った方は、参考にして下さい。

掲載:週刊ヤングジャンプ
著者:

第14巻 あらすじ

表紙:永近 英良
【収録】
第145話「タイトル」
第146話「::::::::::::::::::::::::::::::::」
第147話「1」
第148話「いしはどこに」
第149話「破竹」
第150話「箱舟」
第151話「出てく」
第152話「一柱」
第153話「ゴミひとつ」
第154話「トレース」

かつて、互いに信頼を寄せ合った盟友である鈴谷との決戦に破れ死の瀬戸際に立たされたカネキは、「脳内会議」の末にオッガイ隊のハジメに襲い掛かり、その「肉」を口にする。
結果、赫者形態すら可愛く思えるほどの「異形なる怪物」に成り果てたカネキは、巨大化と暴走を抑えられぬままに東京の街を蹂躙する。

一方、長い隠遁生活の果てに遂に顔を露にした、カネキの「もう一人の盟友」。

その人物の提案を受けた亜門は、残りの主立った喰種たちを率いてCCGを訪れ、怪物と化したカネキを鎮静して事態の収拾を図るために協力を申し出る。

かくして、過去の人類史に類例の無い「人間と喰種の協力関係」が成立したものの…
当然の事ながら、それを快く思わない者も居り…

解説と感想

はい、本巻の表紙は遂に「アイツ」が飾ります!!
彼の再びの登場を心待ちにしていたファンも多いのではないでしょうか。

しかし、13巻の感想にも書きましたが…

予定している最終回までの残り話数に対して、ストーリーの進捗自体が余程詰まっているらしく、本巻に於いても「無理や矛盾が残る描写」が散見されます。

もちろん、特定のキャラを推しているファンにとっては、それもあまり気にならないのかもしれませんが、コクリアの襲撃と脱出あたりまでは進捗と伏線の回収が順調に流れていただけに、ワタクシ個人としては「何処で歯車が噛み合わなくなったのか??」と溜息をつかざるを得ません。

まぁ、この期に及んでも生死や所在が不明な者が何人か居ますので、後は、それらの人物が最後にもう一度暴れ回ってくれる事に期待しますか…

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