プラチナエンド 第1巻-あらすじ&感想-

プラチナエンド 第1巻-あらすじ&感想-

「デスノート」「バクマン。」の最強タッグ、大場つぐみ×小畑健が描くファンタジーサスペンス!!2021年秋アニメ化決定!!

”自由の翼”と
”愛の矢”と


~ 死神から天使へ ~

」と「小畑健」と言えば、ご存知の通り「DEATH NOTE」と「バクマン。」という二大ヒット作を世に放った、少年ジャンプ史上最強のタッグ。

そんな二人が満を持して筆を取り、ジャンプSQにお披露目の場を移した共作第三弾が、今回ご紹介するファンタジーサスペンス漫画「プラチナエンド」です。

「デスノート」で人間の「生に対する執念」と「正義に対する信念」の両面を描き上げた二人が、カードを「死神」から「天使」へと変えて、今度はどんな世界観を我々読者に示してくれるのでしょうか?

プロローグ

主人公、架橋 明日かけはし みらい)は自分以外の家族を事故で亡くし、引き取られた叔母夫婦の家で虐待を受けながら辛い日々を送っていた。
自分の人生にすっかり絶望していた明日は、中学校を卒業したその日にビルの屋上から身を投げる。

しかし、まるでルネッサンスの絵画から飛び出して来たかのような美しい天使が現れ、「私は明日くんを幸せにしに来た」と告げる。

半信半疑の明日に天使が手渡した、あるモノとは…?

第1巻 あらすじ


人生を悲観し、ビルの屋上から身を投げた架橋 明日(かけはし みらい)は、まるで巨匠の絵画から飛び出してきたかのような美しい天使に助けられ、命を繋ぎ止める。

しかし、天使の存在自体に懐疑的な上、死のうとしていた以上は助けられても迷惑だと感じた明日は、「余計な事をするな」「頼むから死なせてくれ」と懇願する。

すると、天使は「私は明日くんを幸せにしに来た」と告げ、「生きる希望」の具体的な証として、自由に空を飛べる「翼」と他人からの愛情を獲得できる「天使の矢」を与える。

「翼」と「矢」を実際に使ってみて、天使の存在と、その力を実感した明日は、現実の中で生きている自分の存在を今一度確信し、今度こそ幸せになろうと決意する。

解説と感想

自分に付いた(憑いた?)天使からアイテムを与えられ、今度こそ幸せになるべく行動する…などという「人類史上、最も使い古されたテンプレート」に対して、もちろん、ワタクシは先行きに対する不安を幾らかは感じました。

しかし、「リスクと引き換えながらも死神と契約して望みを叶える」という、これまた同様に古典的な題材を「デスノート」で見事に成功へと導いた作者ですから、不安以上に「どんな新しいアイディアを盛り込むのだろうか?」という期待の方が、大きく上回ったのも事実です。

実際、「ナッセ」と名乗った天使は、主人公の架橋 明日を幸せにする事「だけ」が目的で人間界に降りて来たワケではありません。
それよりも更に重要な任務を「神」から命じられており、その事が、後に大きな混乱と争いの火種となります。

「人間は、幸せになる為にどこまでも己と向き合う潔さを持てる」
「人間は、幸せになる為にどこまでも他者を利用し独善を貫ける」

この相反する価値観は、無論、どちらかが絶対的に正しいワケではありません。私達の現実の生活や人生に於いては、そのどちらかに大きく偏らずに「では、自分はこの辺りで」と、無理せずに着地できる場所を選ぶ者が大半でしょう。

しかし、過去に大きな事件や事故に巻き込まれ「普通の幸せ」を信じられなくなった者が、「大きな力」を授けられた時に、一体、どんな行動を取るのか…

これは本作品の中核を担うテーマであり、様々な登場人物が「自分にとっての幸福や正義」の定義の元に、次々とぶつかり合います。

そして、本巻最大の見所は、主人公の明日が「翼」で空を飛び回る描写です。
過去のどんな漫画作品よりも「人間が空を飛ぶ姿」が美しく描かれている事を保証します!!

アニメ化決定!!

まさか、まさかです… SQでの連載も既に終盤に入っており、残念ながらアニメ化は無いと思っていたのですが…

正式に決定しました!!


まぁ、放送開始予定が2021年の秋なので、少し先の話ではありますが…
しかし、期待して待ちましょう!!

第1弾PV

アニメ公式ポータルサイト
https://anime-platinumend.com/

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