呪術廻戦 第6巻-あらすじ&感想-

呪術廻戦 第6巻-あらすじ&感想-

特級呪霊・花御(はなみ)の強襲に、呪術高専東京校の敷地に激震が走る。呪力格闘の核心である「黒閃」を体得した虎杖が応戦するが、事態はもっと深刻であり…


◎~ ~◎

「これを使うのは胸糞悪ィけどな」

【前巻まで】呪術高専京都校を招いて行われた姉妹校交流戦に於いて、虎杖暗殺の謀略に気付いた東京校の面々は、それぞれが京都校の生徒と対峙し、これに勝ち越す事に成功する。ひとまずは事なきを得たように見えたものの、互いの立場の違いを再認識する結果でもあり、将来に一抹の不安を残す。

第6巻 ~黒閃~


呪術廻戦 第6巻
掲載週間少年ジャンプ
著者
評価★★☆☆☆
姉妹校交流戦自体は東京校優勢に運んでいたが、その最中に突如として特級呪霊である花御(はなみ)が現れ、単独行動していた狗巻を強襲する。

異変に気付いた伏黒 恵(ふしぐろ めぐみ)と加茂 憲紀(かも のりとし)が対戦を中断して狗巻と合流、応戦するが、圧倒的な呪力量とタフネスなボディーに押し切られジリジリと防戦に追い込まれた挙句に、加茂は気絶する程のダメージを受ける。

禪院 真希(ぜんいん まき)も合流し、切り札の特級呪具「游雲」(ゆううん)で応戦するが、それも決定打とはならずに伏黒と真希は途中退場を余儀なくされる。

東堂 葵(とうどう あおい)との対戦の中で呪力と格闘の基礎を学び直した虎杖が、東堂と共に満を持して花御の前に立ち塞がり、呪力の核心とも呼べる「黒閃」(こくせん)を繰り出すが、実はこの花御さえも陽動であり…??

解説と感想

さーて、実を言いますとワタクシ、主人公の虎杖と京都校の東堂があまり好きではないので、この巻に関してはサクサクと進みたいと思いますww

結論だけ言ってしまうと、東堂との対戦&アドバイスのお陰で、虎杖が呪力格闘の核心とも言える究極技「黒閃」を使えるようになりました、オメデトウ!!という事なんですが…

後々になると判りやすくなりますが、実は主人公の虎杖が成長している間に、他方面ではもっと「ヤバい事」が着々と進んでおり、虎杖一人が成長してればいいってモンじゃない…という事が分かってまいります。

しかも、この花御は前回の遭遇(第2巻後半)であの五条が取り逃がしており、その時点で「特級術師がガチの本気で挑まなきゃ勝てないっしょ」という事が(ワタクシ的には)分かり切っているので、虎杖が多少パワーアップしたところで、精々が花御を一時撤退させるぐらいですよ。

ホントに強いんですから、この花御は…

話は変わりますが、今回、禪院 真希さんが特級呪具の「游雲」を「胸糞悪い」と言いながらもヒュンヒュンと振り回して使いこなそうとします。コレ、第0巻で夏油が振り回していたヤツであり、真希はその際に、この游雲で一度ボコられてるんですよね。

「胸糞悪い」とは、そういう意味なんですが…実を言うと、更に後になって、真希が游雲を振り回す事に「更なる重大な意味付け」が生じる事になります。

即ち、禪院家本家では「落ちこぼれ」の烙印を押されている真希が、この游雲を契機として「ある劇的な出会い」を果たす事になりますので、皆さんには是非とも記憶しておいて頂きたいと思います。

本巻時点で、真希が後々に特級術師に相当する程にパワーアップするとは、一体、誰が予想し得たでしょうか…

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